東京五輪男子20km競歩、日本銀・銅
東京五輪男子20km競歩で、日本人が銀と銅メダルを獲得しました。
【東京五輪】男子20キロ競歩で池田が銀、山西が銅 日本勢初メダル
東京オリンピックは5日、陸上の男子20キロ競歩が札幌大通り公園であり、池田向希が銀メダル、山西利和が銅メダルを獲得した。
この種目で日本勢がメダルを取ったのは初めて。
イタリアのマッシモ・スタノが1時間21分05秒で優勝した。
暑さ対策としては札幌に会場を移したマラソンと競歩は、この日の男子20キロ競歩で4日間の競技日程が始まった。
大通公園をスタートとゴール地点とする、1周1キロのコースを20周するレースは、午後4時半のスタート時点で気温31度という暑さの中での戦いとなった。
各選手は氷を入れた帽子をかぶったり、冷やしたネックバンドを首に巻いたりして、暑熱対策を取った。
以上。
19’世界陸上ドーハ大会、日本選手の暑熱対策が成功したのを観た各国はマネをしてきましたね。外人はこういうのをやらない傾向はありました。
競歩といえば歩き方などフォームが重要です。
レースはスローペースで始まり、15キロから極端なペースアップ。フォームが荒くなることから審判の目に止まり、いっぱい注意のパドルが出ていましたね。
優勝はイタリアの選手でした。伝統のヨーロッパの歩き方、よく腰が使われていました。
日本選手はジョッグに近い動きなので、ハイペースになると注意を受けやすいでしょう。逆にいままで注意を受けていないのが不思議なくらいでした。
競歩の動きは、遅くても速くても同じでなければいけません。それがイタリアができていたということですね。
イタリア人は80’五輪モスクワ大会男子20キロ競歩で金メダル(M・ダミラノ)を獲得しています。同種目では今回2回目となるでしょうか。
8月6日には五輪最後の50km競歩が行われ、日本人は川野の6位が最高位でした。
この種目は19’世界陸上ドーハ大会で鈴木選手が金メダル獲得しています。
東京五輪でも暑熱対策バッチリの日本のメダル獲得を期待されましたがダメでした。鈴木選手は体調不良で参加しませんでした。
気候でドーハと違う点は、ドーハは夜間に行われたので陽射しはありません。
札幌では日陰が多い感じがしましたね。ビル街だからでしょうか。
今回の東京五輪50キロ競歩の優勝タイムは3時間50分くらいなので、ドーハの優勝タイム4時間とは違いハイペースになったのも、日本人には予想外だったかもしれません。
簡単にはメダルは取らせてくれません。